子供をどう育てればいいのか分からない

【子供をどう育てればいいのか分からない】

ある心理学者の先生のところに、どうやって子供を育てればいいか分からないと悩むお母さんが訪れました。

娘さんが、自分の思い通りにならないと癇癪を起こしてしまうと言うのです。

だからいつも子供の言うなりになってしまうと。

先生はお母さんに「親として軸を持ち、家庭でのルールを作って、それを必ず守る」ようアドバイスをしました。

例えば、「お菓子は一つ」「「キーーー!!」と騒いだら次の日はお菓子なし」というルールを作り、何があってもそれを守るのです。

そのために叱ってもいいと言います。

「でも先生、子供を叱ったらうつ病になってしまうのでしょう?」

お母さんは言います。

叱ると子供がうつ病になってしまうかもしれないから叱れないと言うのです。

それでは、子供をどう育てればいいか分からないと悩むのも当然です。

そこで先生はこう伝えました。

「では、逆説的ですが、今から言うことを実践したら、子供が必ずうつ病になるという方法をお教えしましょう。」

その方法とは、子供の行動とは無関係に、子供が怒られ続けることです。

ある日、「クレヨンしんちゃん」を見て笑ったら、バチッと叩かれた。

ご飯の時、7回こぼしたけど怒られなかった。

次の日、1回しかこぼさなかったけど、「なにやってんの!」と怒られた。

お父さんが帰ってきたので「一緒に遊ぼう」と言ったら、「うるさい!」と払いのけられた。

このように、親の機嫌によって恣意的に怒られ続けると、子供はいつ怒られるか何をしたら怒られるのか分からず、家の中でいつもビクビクして過ごさなければならない。

こんな扱いが続けば、大人でも精神が不安定になります。

つまり、叱るから子供がうつ病になるのではありません。

あなたの子育てに明確な軸と信念があり、それを犯した時に子供を叱るのは親として当然でしょう。

自分が理解しているルールを破って叱られて、うつになる子供がどこにいるんですか。

以上が先生の助言です。

今、なぜ子供を育てにくいのか。

それは、子供に対して何が正しい向き合い方なのか、知らない人が多いからだと思います。

教育法が多様すぎます。

レッジョエミリア、モンテッソーリ、シュタイナー、イエナプラン、サドベリー、フレネ、、、

自ら計画を立てさせた方がいい、とにかく自由にした方がいい、自然で育てるのがいい、こうした教育ノウハウが情報過多になっています。

さらに近年話題のアドラー心理学では、叱ることを否定しています。

こんな情報がネット上に溢れていますから、子供を育てる親たちは、どうするのが正解なのか分からなくなってしまう。

だからこそ、軸を持つのが大切なのだと思います。

私たちがよく耳にするのは、教育法・ハウツー(How to)です。

それらは「何をするか」であって、「どうあるべきか」という根本の軸ではありません。

どんなに穏やかで優しい両親の元にいても、軸がなければ子供は不安定になるでしょう。

反対に、どんなに厳しい両親のもとで育っても、そこに確固たる軸と信念があれば子供の心は安定するのではないでしょうか。

さあ、どんな軸を持って子供と向かっていくか、一緒に考えていきましょう。

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