誰もあなたを怒らせることはできない

【誰もあなたを怒らせることはできない】
これは人間関係の、大事な真実のひとつです。
「怒る」のも「がまんする」のも、決めるのは本人だということです。
このことを子供の頃から教えていくのは、簡単なことではありません。
その真実を知らないまま、大人になった人もたくさんいます。
子供同士のケンカを見てみましょう。
「どうしてケンカになったの?」と聞けば、様々な理由を子供の口から聞くことができます。
「おもちゃを取られたから怒った」「叩かれたからやり返した」
「あいつのせいで」「向こうが先にやった」「ぼくのせいじゃ無い」
このような関わり合いを通して、相手の気持ちと自分の行動を学習していきます。
では、外野である大人はそれに対してどう対処すればいいのでしょうか。
よくあるのは、「事の発端」を探ることではないでしょうか。
「どっちが先にやったの?」「原因は何?」です。
このように、状況を整理することも大事かもしれませんが、それは言い換えれば「犯人探し」です。
そして最終的には、「あなたが悪かったね」「そしてあなたも悪かった」と評価を下すことになります。
これが間違いというわけではありません。
むしろ幼児には、これぐらいが分かりやすいでしょう。
しかし私たちは、少しずつでも子供に本質を伝えていかなければなりません。
「自分の行動は、自分が100%決めている」という真実です。
子供は、「相手を傷つけた原因は、100%相手にある」と主張します。
しかし、本当は違うのです。
相手に嫌なことをされても、『どう行動するか』を最終的に決めたのは、その子本人です。
これを教えなければ、子供は「自分の行動は他人が決めている」と学んでいくことになります。
そんなに苦しい生き方はありません。
自分の人生の舵は、常に自分が握っているのです。
子供がもし、「相手が自分の行動をコントロールした」かのように表現した時は、はっきり伝えてあげなければなりません。
「最後にどうするか決めたのは、あなただよ」と。


