言いたいことは我慢しなくていい

【言いたいことは我慢しなくていい】
子供に対し、腹が立つことは日常多々あるでしょう。
子供は素直な上に、周りを見る力や、予測を立てる力が乏しいですから、ある意味仕方のないことです。
けれども、「仕方がない」からと言って、何でも許されるわけではありません。
失敗は悪いことではありませんが、その失敗をほったらかしにしてはいけないのです。
例えば、子供が遊びに夢中になって、おもちゃをお母さんにぶつけてしまったとします。
お母さんはとても痛い思いをしました。
もしも、大きな声で怒ったり、やり返したりすれば、やっていることは子供の喧嘩と同じです。
一方、「こっちは大人だから」「子供は元気に遊ぶものだから」と我慢するのも、先ほど言ったように子供のためになりません。
また、それが何回も続いた時に、堪忍袋の尾が切れて激昂するというのも、「さっきまで許されていたのに、何でいきなり怒ったの?」と子供は混乱します。
ですから、最初に伝えればいいのです。
「今ぶつかったことで、お母さんは痛かったよ。次からは気をつけてね」と。
「怒り」というのは、我慢せず伝えてよいのです。
ただし、怒鳴って伝えるのは暴力と同じですから、あくまでも冷静にです。
静かな声でも、トーンや気迫で怒りは子供に伝わります。
何回か言っていることですが、私はレッスン中に子供を怒ったことは一度もありません。
ですが、子供を相手にしていますから、例えばこんなことが起きます。
よくあるのは、噛みつかれたり、引っ掻かれたりすることです。
そういう時は痛いです。
だから子供に伝えます。
「先生だって人間だ。引っ掻かれると痛いんだよ。もうやらないでくれる?」と。
そうすれば、子供は分かってくれます。
忘れてしまって、また同じことをやってしまったら、同じように伝えてあげます。
我慢はお互いのためになりません。
言いたいことがあったら、伝えた方が子供は健全な学びを得ます。
そして必ず、良い人間関係に繋がると思います。


