何を聞くかより、どんな心で聞くか

【何を聞くかより、どんな心で聞くか】
同じ言葉を聞いたとしても、どう感じるかは人それぞれです。
当たり前かと思うかもしれませんが、これって凄いことだと思います。
例えば、人から「ありがとう」と言われたとします。
人によっては、「この人の役に立てて嬉しい」と感じるかもしれません。
また、人によっては「お前ばっかり得しやがって」と思うかもしれません。
「ありがとう」は深い言葉ですから、聞き手の心の状態によって意味が変わってしまうのです。
私は、自己啓発本をよく読みます。
最近だと、見城徹さんの「たった一人の熱狂」、盛岡毅さんの「苦しかった時の話をしようか」は印象的です。
こういったストイックな本は、いつも私の心を奮い立たせてくれます。
ちょうど今、中野優作さんの「成長以外、全て死」を、涙を流しながら読んでいます。
5年前に同じ言葉に出会っていたら、ここまで心は動きませんでした。
きっと、私の中で”本の読み方”が変わったのです。
昔の私にとって、本は単なる情報収集でした。
自分の生活に活かせることはないか、使えるノウハウはないかと、本を道具として利用していたのです。
しかし、今は違います。
著者の過去を想像し、著者の心と同調し、著者の想いを全身全霊で受け取りながら本を読んでいます。
だから感動して涙が溢れてくるのです。
同じ本を読んでいても、どんな心でページを開くかによって感じ方が変わります。
「使えそうなところだけ利用しよう」と思って読めば、「ふーん」という程度の心の動きです。
一方、「本気で受け取ろう」と思って読めば、雷が落ちたような衝撃が走ります。
言葉というのは、そういうものです。
私たちは「話し方」ばかり気にします。
しかし、本当に大切なのは「聞き方」なのです。
上手に話せる人など稀です。
ほとんどの人は、うまく自分の伝えたいことを表現できません。
それが普通です。
だからこそ、人の話は真剣に聞く必要があります。
それは相手が気持ち良くなるためではなく、自分のためなのです。


