年上は我慢すべきなのか?

【年上は我慢すべきなのか?】

昨日、スタッフのさやま先生と、「兄弟を平等に扱う」ことについて話して、思ったことです。

まず、「お兄ちゃん(お姉ちゃん)なんだから我慢しなさい」はやめた方がいいというのは、一般的です。

それは上の子にとって、下の子が親の愛を多く受け取っていると錯覚するからです。

「弟(妹)ばかりがお母さんに優遇されている」という感情です。

これは確かに、歪みを生じさせます。

私もさやま先生も、「兄」という立場で育ったので、その考えはよくわかります。

さらに、育児系書籍の多くには、「むしろ上の子を優遇すべき」という内容が多く書かれています。

その理由は、親の愛情を100%独占していた子供の前に、突然その愛情を奪うライバルが現れるからです。

「お母さんは僕のものだったのに、後から来たお前はなんだ!」ということです。

言いたいことは分かります。

我が家でも、2人目が生まれる時と3人目が生まれる時は、この件についてよく話し合いました。

本に書かれていたからというより、こういうのは親としての肌感覚に従えば良いと思います。

さて、私はどちらかと言うと、「お兄ちゃんなんだから我慢しなさい」派です。

うちには1歳の三男がいて、その3つ4つ上に年子の長男次男がいますが、三男がやったことを兄二人が許すのは当たり前のことです。

なぜなら、1歳の赤ちゃんより5歳のお兄さんの方が、できることも多く我慢の心も強いからです。

「我慢の心は年相応」

これは、私の考え方です。

ただし、「お兄ちゃんなんだから我慢しなさい」という言葉で納得する兄はいません。

説明不足です。

これでは年下の方が得、赤ちゃんでいた方が得です。

年上であることの得を説いていかなければなりません。

年上の特権はたくさんありますが、一番分かりやすいのは「責任と自由」です。

「できることが増えれば、自由も増える」ですね。

ここで言う「できること」には、「我慢の心」も含まれます。

赤ちゃんは自分でできることが少ないですから、その分自由もありません。

しかし、お兄さんは自分の責任で色々なことを決定して、行動することができます。

つまり、「お兄さんでいてくれたら、どんどん自由が手に入る」と教えていきます。

「我慢ができない赤ちゃんは、責任がない分自由もない」と教えていきます。(蔑んではいけませんよ)

そうすれば、我慢した方が得なのです。

私は年子の兄弟間でも、同じ条件であれば兄の方が我慢すべきだと教えます。

その方が兄にとって得だと伝えます。

その子の性格もあるので、何とも言えませんが、兄として生きているのですから、その宿命を背負っても良いではありませんか。

それがきっと、兄としての自尊心にも繋がると思います。

この世界は、浅く言えば、我慢できる人の方が凄いです。

他人を恨む人間よりも、他人を許せる人間の方が偉いです。

「年上だからそれをしなさい」ではありません。

「それをした方が得」であり、「それができたらかっこいい」のです。

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