甘えさせることだけが子育てじゃない

【甘えさせることだけが子育てじゃない】
以前、「甘えさせる」ことと「甘やかす」ことの違いをご紹介したことがあります。
甘えさせるのは"必要な要求に応える"ことですが、甘やかすのは"不要なものを与える"ことだと。
ざっくり結論を言うと、前者は必要で、後者は不要ということになります。
その上で、「甘えさせない」という態度も、我々親は身につけなければなりません。
「甘えさせる」ことが子供の健全な成長のために必要だというのに、「甘えさせない」ことも必要。
この線引きはどのように考えればいいのでしょうか。
これは私の中で、答えが出ています。
しかし、一言で説明できるほど、簡単な話ではありません。
なので今日は、そのアウトラインだけお伝えしようと思います。
一つ質問します。
「あなたのお子様は何歳で自立しますか?」
自立というのは、完全に親に頼らない状態になるということです。
物理的にはもちろん、心理的にも、経済的にも、何の援助も必要としない状態です。
自らの責任で働いてお金を稼ぎ、クレジットカードを作り、スマホを契約し、健康を管理し、人間関係を築いていく。
18歳でしょうか。
20歳でしょうか。
22歳でしょうか。
仮に自立を20歳だとしましょう。
子供は0歳の時、親の援助を100%必要とします。
5歳で75%、10歳で50%、15歳で25%、そして20歳で0%です。
実際の割合はこんなに単純ではありませんが、これを肝に銘じておくのです。
すると、子供に今、どれぐらい甘やかしてよくて、どれぐらい甘やかしてはいけないのかが見えてきます。
多くの親が勘違いしていることがあります。
それは、社会に出るその日まで、親が100%の責任を持っていて、社会に出た途端にそれが0になるという考え方です。
それはとても無責任なことだと思います。
社会に出る直前には、すでに親の援助が1%、自分で生きていく力が99%備わっている状態でなければなりません。
そのために親は、「甘えさせない」という態度を、子供の年齢に応じてその都度とっていく必要があります。
子供はある日突然自立するものではありません。
今日も一歩ずつ、自立するその瞬間に向けて成長しているのです。


