コミュニケーションが上手いとは

【コミュニケーションが上手いとは】
皆さんは、「根は優しいけど、いつもから回っている人」に出会ったことはありますか?
「あの人、良い人なんだけどね…」
「悪い人じゃないんだけどね…」
「けど」の後に続く本音は、きっとポジティブなものでは無いでしょう。
なぜこのような評価になってしまう人がいるのか。
それは、その人の行動が相手の求めている行動になってないからです。
本人は優しい心の持ち主であり、相手のためを思って行動している。
しかし、相手にとってそれが不要な気遣いで、反対に相手は迷惑すらしている。
こんなに悲しいことがあるでしょうか。
では、子供の事例を挙げましょう。
虫の大好きな男の子がいました。
その子にとって虫は、宝石のように輝く神秘の存在です。
ある日その男の子は、一人の女の子に話しかけます。
「見て。すごい綺麗なもの見つけたんだ!ほら。」
開いた手のひらの中には芋虫が入っていました。
その女の子は虫が大の苦手で、その男の子にいじめられたと感じました。
このケース、分析するまでもありません。
コミュニケーション力の乏しい子供ならではのエピソードと言えます。
しかしながら、「子供は未熟だから」などと悠長なことを言ってはいられません。
冒頭で話したようなケースがあるということは、同じことを大人もやっているということです。
相手の好きなこと、望んでいるものを無視してコミュニケーションをとっているのです。
「相手を喜ばせたい」と思ったらどうすればいいのでしょうか。
その方法は、相手は何が好きなのか、何に興味を持っているのか、どうしてもらったら嬉しいのかを知る努力をするしかありません。
自分の好きなこと、興味のあることをぶつけるのは、コミュニケーションにおいて生きるか死ぬかの博打です。
常に、自分は芋虫を握りしめていると考えなければなりません。
「果たして相手は、この芋虫に興味があるだろうか」と思いとどまり、「ねえ、君は虫が好き?」と聞かなければなりません。
「私はお花が好き」と言われたら、芋虫は草むらに逃し、「何色のお花が好きなの?」と聞くのです。
これがコミュニケーションの大原則です。


