世界と比べ始めたら誰も自信を持てない

【世界と比べ始めたら誰も自信を持てない】

私は幼少期、「自分は優れた人間だ」と思っていました。

「自分は絵がうまい」

「自分は運動神経がいい」

「自分は頭がいい」

そう、本気で思っていました。

おかげである程度自分に自信を持ち、物事に積極的に取り組むことができたと思います。

しかし、実際は勘違いでした。

確かに、体操を習っていたおかげでバク転などはできましたが、走るのは遅いし、球技は全くできないし、絵も勉強も人並み以下の能力でした。

このような勘違いが起きた理由の一つは、世界が狭かったからです。

子供の世界というのは、家庭に始まり、保育園(幼稚園)の10名〜学級の30名程度に留まります。

このコミュニティの範囲で、自然と子供たちは他人と自分を比較するわけですが、能力値などみんなどんぐりのせいくらべで、大した差などありません。

その中で何か一つでも、自分が他の友達よりも優れている部分が見つかれば、それだけで子供は自分に価値を感じることができたのです。

しかし、現代はそうはいきません。

インターネットにより、比較対象は世界です。

YouTubeにはオムツを履いた子(2歳ぐらい)がバク転をやっている映像もあります。

プロ顔負けに字や絵や歌が上手い子、その他様々な凄技の数々。

もしも私が、幼少期にそんなものを見ていたら「自分はなんてダメなんだ」と萎縮していたことでしょう。

我々人間は、レベルが高すぎるとやる気を無くします。

これは科学的にも言えることですが、科学で証明するまでもなく誰もが実感していると思います。

もしかしたら中には、幼いうちから世界最高レベルのものを見せておけば、子供の能力水準が上がると思っているかもしれません。

残念ながら、水準が上がるだけです。

能力値を上げるためには、当たり前ですが子供自身が努力をしなければならないのです。

しかし先ほども言ったように、いきなりレベルの高いものを求められると人はやる気を無くします。

幼少期の子供には勘違いも必要です。

能力に応じて、世界が広がっていくのが理想の形ではないでしょうか。

狭い世界で生きることも、子供が成長する上では大切なのだと思います。

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