世界一幸せな子どもが育つ国の秘密②

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【世界一幸せな子どもが育つ国の秘密②】

「HOUSE」と「HOME」の違いは何でしょうか。

ざっくりというのなら、前者が物質的な建物としての家で、後者は家庭を意味しますね。

とはいえ、HOMEの概念は奥が深く、「家庭」という一言で完結するものではありません。

この「HOME」という概念が生まれたのは、17世紀のオランダです。

中世ヨーロッパまでの「家」は、私的空間がほとんどなく、家族以外にも客、使用人、弟子などの他人が混在し、生産・労働・商売を行う、公的で雑多な空間でした。

17世紀のオランダでは、商業資本主義の発展、市民階級(ブルジョア)の台頭、宗教改革、都市化・核家族化が同時に進みます。

いわゆるオランダ黄金時代です。

これにより、家は家族の生活空間であり、仕事や他人とは切り離れたものだという考え方が生まれました。

「外の世界(public)」と「内なる家(private)」が明確に分離したのです。

さて、オランダの思春期の子どもたちには、我々の想像する反抗期のようなものは見られないと言います。

例えば、親への不躾な振る舞いや羽目を外しすぎた行動、傲慢な気取った態度などです。

オランダでは文化的に、10代の子供がボーイフレンドやガールフレンドとの外泊を許されますが、10代の妊娠率は世界的に見て最も低くなっています。

彼らは年齢こそ子供かもしれませんが、決して子供扱いされずに育ちます。

自らも、自立した一人の人間としての態度を心がけます。

まさに大人しいのです。

その理由こそ、「HOME」を尊重する姿勢にあります。

オランダ人の子どもにとっての家は、外の空間からは完全に切り離された、安全で心休まる空間です。

ほとんどの小学校では宿題がありませんし、家庭の中で他人と比べられることはありません。

ちなみにオランダでは、お産も自宅で行うことが一般的です。

オランダ人からしたら、家が一番安心できるのだから、病院や別の場所で産むことの方が不安なのです。

それほどHOMEを大切にするからこそ、オランダの子どもたちは健やかに幸せに育っていくのかもしれません。

幸福の国、オランダの秘密はまだまだ続きます。

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