自分が悪いと思えた時世界が変わる

【自分が悪いと思えた時世界が変わる】
私はルポ系の教育書籍を好んでよく読みます。
「ルポ」とはルポルタージュ(現地報告)のことで、要するに現場で実際に起きている物事のレポートになります。
学校教育現場や保育園(幼稚園)、少年保護施設、家庭などで何が起きているのかということを知ると、とても複雑な気持ちになります。
どんなことが書かれているかというと、一言で言うと「質の低下」です。
教員の質、子どもの質、親の質、遊びの質、学びの質、教育の質、国家の質。
とにかく質が低いということが書かれているのです。
もちろん、その原因が何にあるのかという部分まで予測されていることに価値があるのですが、結局は誰が悪い、何が悪い、子供に罪はない、親も辛いなどといった話になります。
私が言いたいのはそう言う話ではなく、なぜ我々は「自分に責任がある」と考えられないのかということです。
「親ガチャ」という言葉が嫌いです。
一体誰の人生なのでしょうか。
まるで自分の人生は親の人格で決まるかのようです。
よく知らない他人の親に憧れを抱き、自分の親を軽蔑しているのでしょうか。
あるいは、ちゃんと知りもしない他人の親を軽蔑しているのかもしれません。
教育システムさえ変われば、担任があの人でさえなければ、親のしつけがもう少しマシなら。
あの政治家のせいで、テクノロジーの発展せいで、資本主義社会のせいで。
そうやって、いつも問題は外にあると考え、他人に指を刺して「あいつが悪い」と言うことに何の意味があるのでしょう。
人は弱いです。
「あなたは悪くない」「十分によくやっている」「あなたの言う通り相手が悪い」そう言われたら楽でしょう。
しかし、それでは何の解決にもなりません。
「私に問題がある」「まだできることがある」「他人は変えられない」と決心して行動するから、未来を変えることができるのです。
自分が変わらなければ世界は変わりません。


