跳ぶことをあきらめたノミ

【跳ぶことをあきらめたノミ】
ゾウというのは、幼い頃から杭に繋がれて育つと、大きくなっても逃げ出すことは無いと言います。
「この杭は決して動かない」と教育されたからです。
ノミでも同じようなことが起きます。
コップの中にノミを入れ、上部を手で塞ぎます。
ノミは最初のうち、何度も跳びはねてケースから脱出しようとしますが、ある時ぱたりと跳ねるのをやめてしまいます。
その後手をどけても、ノミは永久に跳びはねることなく、コップの底でじっとして、やがて死んでしまうのです。
ゾウにしても、ノミにしても、「あなたにその力はない」と教育されたら、本当はその力があっても挑戦すらしなくなってしまいます。
これは人間も同じです。
幼い頃に「だめだ」「ちゃんとしなさい」「どうしてできないの」「どんくさい」「力がない」「能力が低い」そんな言葉を言われ続けたら、どうなるでしょうか。
その言葉は、大人になってもその子を縛り続けるでしょう。
杭で繋ぐことはしつけではありません。
私たち大人は、子供の可能性に蓋をしていないかどうか、時には自分の行動を見つめ直さなければならないのだと思います。


