子供は目の前のことしかできない

【子供は目の前のことしかできない】

皆さんは、「先延ばし」をせず、長期プロジェクトを計画的に進めることができますか?

あるいは、皆さんのお子様は、「先延ばし」をせずに、宿題や片づけ、日常生活のやらなければならない物事に取り組めますか?

ちなみに私は、どちらかと言うと「先延ばし」をしてしまうタイプです。

追い込まれなければ行動できません。

きっと多くの人が、私のようにすぐ行動することが苦手なのではないでしょうか。

ではなぜ、人は「先延ばし」をしてしまうのか。

それには、脳の前頭前野と辺縁系が関係しています。

前頭前野は集中や計画(今やると楽、先延ばしは後悔する)を司る部位で、辺縁系は衝動や欲求(面倒くさい、YouTube見たい)を司る部位です。

つまり、先延ばしをしないためには辺縁系の衝動に、前頭前野の理性で打ち勝つ必要があります。

さらに残念なことに、辺縁系が持つシグナルは強力です。

前頭前野の比ではありません。

理性では本能に勝てないのです。

このように、我々大人でも、先延ばししないことは難しいということがわかりました。

子供はどうでしょう?

辺縁系は本能だと表現しました。

それは、早い段階で急速に発育・成熟するということです。

一方前頭前野は、脳の最も遅く発達する部分で、25歳ごろまでかけて徐々に成熟していきます。

つまり、子供が計画性を発揮し、目の前の衝動に抗うことなど、理論上不可能なのです。

なぜ人間の脳は、このような特性を持っているのでしょうか?

それは、さまざまな物事を経験し、成長するためです。

幼い子供が、「これをするのは非合理的で非効率的だな」と判断していたら、何も経験できません。

子供というのは、無計画で無鉄砲。

とにかく実行し試行錯誤を繰り返し、失敗しても立ち上がり、目の前の物事に没頭するようにできているのです。

さて、これだけでは、「先延ばしは仕方ない」という結論に落ち着いてしまいます。

子供が先延ばしをしない方法もお教えしておきましょう。

その方法が、こちらです。

まず、先延ばしにしてしまいそうな物事の手順を、スモールステップに分解します。

そして、最初のステップを超簡単なものに設定することです。

部屋の片付けに例えます。

部屋一面ぐちゃぐちゃに散らかった服やおもちゃや勉強道具、使うものなのかゴミなのかも分からない。

「片付けなさい」と言われても、「無理です。ゲームしたい」という感じでしょう。

ですから、

①おもちゃだけ片付ける

②服だけ片付ける

③勉強道具だけ片付ける

④その他の捨てないものを片づける

⑤ゴミを片付ける

という感じでやることを分解します。

そして最初のステップは、「まず、あなたの足元のぬいぐるみを拾いなさい」ということです。

このように、どんな物事も実現可能なステップから始めることで、先延ばしを回避することができます。

ぜひ試してみてくださいね。

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