食事の時間はどうあるべきなのか

【食事の時間はどうあるべきなのか】
子供が育つ上で、食事の時間がどんな雰囲気かは重要な課題です。
まず、子供が摂食障害に陥る可能性のある状況を見てみます。
それは、ガチガチに定められた規則に則って、ただ食事を口に運ぶ時間になった場合です。
食べ終わるまで席を立ってはいけない、食事を食べる量を(子供の空腹具合を無視して)親が決めるなど、形式的な問題がまず挙げられます。
また、「ゆとり」がないというケースもあります。
例えば、常に食事作法や好き嫌いを指摘され、食事中に一切笑顔が無い状況です。
これは子供にとって、恐怖の時間でしかありません。
このような、食事に対しストレスを感じる状況が長期的に続いた場合、拒食症となってしまう可能性もあります。
反対に、規則が何もなく、何をいくら食べても良い状況が続けば、過食症のリスクも増えてくるでしょう。
食事というのは、最低限の規則の中で、『楽しい時間』である必要があります。
幼い子供からしてみれば、食べ物や食器はおもちゃと同じです。
様々な形状と感触をした食べ物の数々に、興味をそそられるものなのです。
それは決してダメなことではなく、多くの学びの土台であることを我々親は理解しなければなりません。
だからといって、「食べ物で遊んで良い」と教えるわけにはいきませんので、注意をすること自体は全く問題ありません。
大切なのは、その雰囲気を引きずらないことです。
注意をした後は、雰囲気を切り替えて「楽しい時間」を取り戻さなければなりません。
手をパチンと叩いて「はい!それじゃあお食事を続けましょう」と言うのも効果的です。
子供は食べ物を粗末にしたり、食べると言った分を残したり、無作法なことをするでしょう。
しかし、そんな状況は続きません。
厳しく叱っても、穏やかに注意しても、小学生に上がる頃には食べ物がおもちゃでないことは理解するものです。
私が言いたいのは「家族で楽しくご飯を食べよう」というシンプルなことです。
食事の時間が大変なのは私も知っています。
せっかく作った料理を粗末にされたり、嫌いだと言われる悲しさもです。
それでも食事というのは、家族の絆を深め、様々な学びを得る時間なのです。
心配しすぎなくても大丈夫です。
親の食べ方から、子供はちゃんと学んでいます。


