子供に我慢をさせても大丈夫です

【子供に我慢をさせても大丈夫です】

子供にどうやって「がまん」を教えていけば良いでしょうか。

その考え方はシンプルです。

子供の年齢に応じて、「物事は全て、あなたの思い通りにはならないよ」と教えていけば良いのです。

例えば赤ちゃんの要求というのは、可能な限り100%満たす必要があります。

お腹が空いた、オムツが汚れた、眠い。

そんな時、赤ちゃんは「泣く」ことでしか要求を伝える手段を持ちません。

それを我慢させたところで、「自分の要求が全て通るわけじゃ無いのか」などと学ぶ機会にはならないでしょう。

子供が1歳になったら、要求の充足率は90%ぐらいになります。

10回に1回ぐらい、自分のわがままが通らない経験をさせるイメージです。

2歳で80%、3歳で70%、と要求に対する充足率が減っていき、小学校に入る前には50%ぐらいになります。

その後は、0%に向かう必要はありません。

要求を叶えるために交渉するという手段を覚えたり、なぜその要求が通らないのか理論的な解釈が可能になってくるからです。

こうして社会に出る準備をしていきます。

このように、「がまんの心」というのは、幼児期に土台をつくると楽です。

「ジュースが飲みたい」「ダメ、お茶にしなさい」

「もっとテレビが見たい」「ダメ、もうお終いにしなさい」というやつです。

以前にもお話ししたように、「ダメ」は「断固拒否」を意味します。

「ダメ」と言ったら、絶対ダメなのです。

自分の要求が通らない経験、我慢しなければならない経験というのは、私たちが思っている以上に大切です。

子供たちは思い通りにならない時、その感情をどうやって消化するか、あるいは受け流すかという練習をしなければなりません。

この練習が疎かになると、後々感情がコントロールできずに爆発してしまうからです。

充足率の話をしましたが、このバランスは、子供の性格や発達段階に応じて微調整が必要です。

我慢のさせすぎは「無力感」に繋がり、心も不安定になります。

もしかしたら保護者の方の中には、我慢は極力させない方がいい、その方が子供のためになると考えている方もいるかもしれませんが、子供には我慢をさせて大丈夫です。

それは社会で生きるために、必ず身につけなければならないスキルだからです。

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