お父さんとお母さんは仲がいい

【お父さんとお母さんは仲がいい】
「教育熱心」とは、どういう状態を指すのでしょうか。
一般的には、早期英才教育や食育、学力・運動能力向上プログラムの実施、一般常識の教育、礼儀・マナーの教育などを、子供に対して可能な限り高い水準で行うよう努めることを指します。
簡単に言うなら、子供のスペックを上げるための努力全てです。
これを実現するために、厳しく接したり、強制的にやらせたり、親があれこれ指示を出したりするのが、望ましくないことは誰もが知っています。
ですから、日常に仕掛けを施したり、子供が自然に学ぶ環境をデザインしたり、子供が興味を持てるものを探したり、さまざまな経験をさせたりと、より健全で効果的な教育方法を模索するのです。
こうした教育をすることは何も悪くありません。
子供の能力を高め、自信を持たせ、将来の幸福度を上げるための手段であると言えます。
しかしながら、教育の土台部分を見落とした場合、これらの努力はほぼ例外なく子供にとって悪影響となります。
「悪影響」と言うのは、例えばIQや非認知能力の低下、情緒不安定、問題行動の増加などです。
その「土台」とは何か。
答えは、子供にとっての『安心』です。
これは、どんな教育よりも、子供が伸び伸びと健やかに育つために必要な環境です。
その筆頭は、「お父さんとお母さんは仲がいい」です。
これだけで、子供の心は安らぎます。
他には、「お母さんはいつもご機嫌」「お父さんはいつも幸せそう」というのも、子供が安心できる環境です。
こうした土台づくりは、きっと英才教育とは比べ物にならないぐらい難しいことです。
親自身が、自らの態度を見つめ直さなければならないからです。
しかし、難しいからこそ価値があります。
子供は親を見ています。
子供にどんな教育を与えるかを考える前に、子供が何を感じているかに注目しなければなりません。
子供が安心できるかどうかは、親の態度次第なのです。
お父さんとお母さんが毎日ご機嫌であれば、子供は自分に自信を持ち、持っている才能を開花させ続けます。
これは間違いのないことです。


