品質よりも人柄

【品質よりも人柄】
僕は何か買い物をする時、その人のスキルや商品の質以上に重視するものがあります。
それは、売っている人の人間性です。
どんなふにおいしい料理を提供できたとしても、店員さんの態度が悪ければ二度とそのお店に行くことはありません。
どんなに優れた医学知識を持っていても、患者さんの心に寄り添えない先生には診てほしくありません。
品質が高いのは当然のことで、重要なのはその商品が僕を感動させてくれるかどうかです。
例えばドリルを買う人は、ドリルが欲しいのではなく「穴」が欲しいのです。
さらに言えば、穴を空けるのは家具を作るためであって、欲しいのは「椅子」かもしれません。
僕が欲しいものが何なのかを親身になって考えてくれる人から、僕は商品を買います。
世の中の商品は全て、人を感動させることを目的に作られました。
だからこそ、商品を売ることが目的になってしまってはいけないのです。
大切なのは何を売るかではなく、誰が売るかです。