与えることよりも奪わないことが大切
【与えることよりも奪わないことが大切】
人間は生まれた瞬間、何も持っていないと思われがちです。
確かに生物学的にも、人間ほど未成熟な状態で生まれてくるものはいません。
ただし、子供には将来自立するための力がしっかりと備わっているのです。
見て真似する力、経験し学ぶ力、想像し作り出す力。
大人がサポートをし、背中を見せてあげれば必ず自立した一人の人間へと成長します。
さて、子育ては足し算だと思っていないでしょうか。
どんな習い事をさせようか、何を与えようか、何を見せ、何を聴かせるべきなのか。
僕の考え方は違います。
子供は本来100のものを持っています。
何を与えるかより、何かを奪わないことの方が重要です。
大人の都合で子供の行動を決めてはいけません。
「お前には無理だよ」
「余計なことをしないで」
「こうするべきだ」
そういうことを伝える度に、99、98、、、と可能性が狭まっていきます。
過剰に守ることも同じです。
痛みや多少の怪我を防ぐこともまた、彼らの可能性を奪うことに繋がります。
『差し引かない』ことを僕は常に意識しています。