独立してから気づいたこと
【独立してから気づいたこと】
僕は大学卒業後、三重県にある相好体操クラブに6年間勤めました。
入社前の面接で、「将来は独立して体操クラブを作ります」と伝えると、
社長は「おーそうか!じゃあ思う存分ここで学んでくれ。」と言ってくださったことを、今でも覚えています。
6年間、貴重な経験をさせていただき、様々な知識や技術を身につけることができたのですが、、、。
いざ独立してみると、最初の頃は6年間で培った技術はほとんど役に立ちませんでした。
当然です。
僕が入社したのは、当時県内に5つの教室を展開し、会員数3000人を目前にしたクラブです。
初めて住む地で0からスタートした時、僕は自分の無力さを痛感しました。
もちろんお客様は0人、周りに僕のことを知っている人すら一人もいなかったのですから。
だからこそ僕は知っています。
お客様がいることが、決して当たり前ではないということを。
通ってくれる生徒がいることが、どれだけ有難いことなのかを。
僕たち指導者は、スキルを磨くことや、成果を出すことよりも、まずは目の前の会員さんに感謝をしなければならないのです。