恩をつないでいく
【恩をつないでいく】
小学校1年生から中学校卒業までの9年間、僕に体操を教えて下さった先生がいます。
とにかく綺麗な体操をする先生で、指導する上では常に美しさを追求されていました。
とても厳しく、ユーモアがあり、そして愛に溢れた方でした。
合宿や試合で、日本全国たくさんのところに連れて行ってくれました。
体操以外のところでも面倒を見て頂きました。
僕が学校で問題を起こした時には、頭を下げに来て下さったこともありました。
先生のおかげで今の僕があります。
何をすれば恩返しができるかと考えています。
一つの答えは、僕がして頂いたように、目の前の子供たちにしてあげることだと思いました。
僕は子供たちにただ体操を教えているわけではありません。彼らの人生を作っているのです。
子供の未来は、成長過程でどんな大人と出会うかによって左右されます。
僕が自分を磨くというとこは、僕と関わる子供たちの未来を良くすることに繋がるということです。
僕が今先生という仕事をしているのは、ある意味恩返しです。
いや、教育とは、こうして恩を繋いでいくものなのかもしれませんね。