知識と知恵の違い
【知識と知恵の違い】
知識とは単に知っていることを意味します。
対して知恵とは、知識をもとにそれを活用できる能力を指します。
例えば知識とは、明日雨が降ることを知っている、ということです。
だとしたら知恵とは、傘を持って出かけたり、屋内で行動する計画を立てられる、ということになります。
僕たち大人は、子供たちに何を授けなければならないのか。
それは知識ではなく知恵です。
細かく言えば、知識を得るだけでなく、それを活用して様々な状況に合わせ、適切な対処ができるようにしてあげる必要があります。
これが教育というものです。
悪いこと、危険なことをただ制限するのは知識を与えたにすぎません。
なぜ悪いのか、なぜ危険なのかを理解させた上で、自ら対処できることが知恵を授けるということです。
そして、そのために不可欠な段階が『経験を積む』です。
小さな問題(喧嘩など)が起きた時、小さな危険(転ぶなど)が予測できる時、手を出さずに見守ったり、
子供の疑問に対してすぐに答えを言わず、一緒に考えたりするのも良いかもしれません。
知恵を育む子育て、僕も意識していきたいと思います。