先生はなぜ怒らないの?
【先生はなぜ怒らないの?】
以前、小学生の生徒からこう質問されたことがあります。
「先生はなんで怒らないの?」
僕はこの言葉を重く受け止めています。
なぜ子供たちからこのような質問が飛んでくるのか?
それは子供たちの中で「先生は怒るのも」という概念があるからです。
この時僕は、「怒る必要なんてないんだよ。言いたいことがある時は、目を見て伝えればいいんだから。」と返答しました。
そもそも怒る(叱る)理由は何でしょう。
それは、「怖い思いでもさせない限り、目の前の子供たちは言うことを聞かないだろう。子供とはそういうものだ。」という前提があるからではないでしょうか。
僕の生徒にそんな子は一人もいません。
いたずらをするのも、僕を困らせる行動を取るのも、健全な態度です。
怒らずとも対処できるし、叱らずとも意見を伝えることはできます。
いや、むしろ怒っていては想いは届きません。
怒られた子が言うことを聞く目的は、怒られないことだからです。
怒るのは楽です。手っ取り早いのです。
僕はこれからも僕のスタイルを貫いていきます。