子供は皆、劣等感を抱えている

【子供は皆、劣等感を抱えている】

人間は体の成長よりも心の成長が早い唯一の生物です。

人間以外の生物は、例えば生まれた瞬間から自分の力で歩けたり、木に登ったり、ぶら下がることができたりします。

つまり、やりたいこととできることのギャップが少ないのです。

一方、僕たち人間はどうでしょう。

生まれた瞬間は泣くことしかできず、立ち上がることすらままならない。

大人たちが当たり前のようにやっていることが思うように出来ない。

親を頼らなければ、自分の目的を叶えることもできない。

人は賢く、弱い生き物なのです。

子供たちは幼い頃、「自分は何でもできる！」と思っていません。

むしろ「自分は劣っている」ということを自覚するところから、人生が始まっています。

だからこそ他人と比較したり、自分を強く見せようとしたり、時には悪人になってでも特別な存在になりたがるのです。

ならば、僕たち大人が子供にしてあげるべきは「存在承認」ではないでしょうか。

「君がいてくれるだけで、私たちは幸せだよ。」と伝えること。

これが自己肯定感の育み方です。