共感と同調の違い

【共感と同調の違い】
人間関係で大切なのは相手に共感することです。
誰にでも共感することは難しいかもしれませんが、普段関わる人に対しては、共感なくして良い関係を作ることはできません。
さて、みなさんは「共感」と「同調」の違いを知っていますか?
どちらも相手の意見を肯定するという意味に思えますが、全く別のものです。
共感は相手の立場に立って考えることであり、同調は相手と全く同じ考えになることです。
例えばあなたが友人からこんな相談を受けたとします。
その友人は、昨日親から理不尽に怒られたことに腹を立て、家出をしたいと言います。
「理不尽に怒られて悲しかったね。自分が同じ立場ならきっとそう思うよ。」と、友人の気持ちに寄り添うことが出来ればそれは共感です。
しかし、「それは腹が立つね。家出しよう!」と、オウム返しで賛成したのであれば、それはただ同調したにすぎません。
友人からすれば、自分のことを真剣に考えて共感してくれたのか、ただ自分に意見を合わせただけの同調なのか、一目瞭然です。
相手の立場に立って共感できる。そんな人間を目指していきたいですね。