理由を伝える
【理由を伝える】
幼い子供に対しても、理由を丁寧に説明することは非常に大切です。
子供に言ってもどうせ理解できないからと言って、結論だけを伝え続ける行為は親への不信感を生み、目的から逆算して行動する能力が育たなくなってしまいます。
例えば「早くしなさい」「いいから片付けて」「いつまでやってるの」という言葉を伝えたとします。
このような言葉を何度伝えても、子供は行動する理由を理解できず、自分の意思を尊重されなかったという感情だけが蓄積してしまいます。
そして、親の言う通りに行動していれば怒られることは無いと判断し、何のためにそうしているのか分からないまま、考える力を失っていくのです。
では、「16時にスーパーに行きたいから、そのためにはあと10分で出発しないといけないの。だから片付けとお着替えを5分でしてほしいんだけど、できる?」と、伝えたとしたらどうでしょう。
時間の知識が無くても、物事には段取りがあることを理解してくれるかもしれません。
最後の「できる?」しか分からなかったとしても、「何か事情があるのかな?」と感じてくれるかもしれません。
言葉の意味が全く理解できなかったとしても、「ああ、お母さんは何か自分に訴えているんだ。」と感じてくれるはずです。
もちろん、話を聞いてくれない時もあるかもしれませんし、丁寧に説明しても「いやだ!」と即答されてしまうこともあるでしょう。
むしろそんな時の方が多いかもしれません。
それでも、10回に1回でも「わかった。」と言って行動してくれたらとても嬉しいはずです。
「どうせうちの子には伝わらない」、「うちの子が言うことを聞くはずがない」、そう決めつけて関わり続ければ、しっかりそういう子に育ちます。
反対に「きっと伝わる」、「この子ならわかってくれる」と信じて関われば、子供は親への信頼と、物事を計画的に考える力を身につけていきます。
我が家の2歳の長男に何かを伝える時も、ただ「○○して。」と言ったところでピクリとも動きません。
隣に座って理由を説明し、「だから○○して。」と言えば「こくり」とうなずいてくれます。
それでも、こちらが意図した行動を取るとは限りませんが、それでいいのです。
諦めずに伝え続けていきましょう。