子供のためか、大人の都合か
【子供のためか、大人の都合か】
僕たちは常に「大人の都合で子供を操作しようとしていないか?」と自分に問い続ける必要があります。
子供が大人の望んでいる行動を取るというのは珍しいことです。
いえ、もしかしたら大人が子供に対して今以上のものを望んでいるだけかもしれません。
「もっとこうしなさい」「そんなことはやめて」「何度言ったらわかるの」
気づけばやること全てを否定しているとしたら、それはとても恐ろしいことです。
こちらの主張がどれだけ正当でも、子供は自分の意思を尊重されなかったと感じてしまいます。
それが続くと、子供は考える力や意欲を失ってしまうでしょう。
とはいえ親も、どうしても譲れない時があります。
だからこそ、日常のコミュニケーションは承認がベースにあり、できるだけ子供に許可を出すことが大切なのです。
普段、自分の考えを尊重してくれているという土台があれば、時にこちらの都合で叱ってしまっても子供は受け止めてくれる可能性があります。
子供たちは未熟ですが、思考力を持った立派な人間です。
僕はこれからも尊敬の心を忘れず、子供たちと関わっていきたいと思います。