本当に優れている人

【本当に優れている人】
「優れている」と「優しい」は同じ漢字を使いますが、意味は違います。
「優れた人」と聞くと、他人と比較して頭が良かったり、運動ができたり、何か勝っている部分がある人を想像します。
「優しい人」と聞くと、他人に親切にしたり、感情的に怒らず、穏やかに接してくれる人を思い浮かべます。
異なるように思えるこの2つの言葉ですが、僕は繋がっていると思います。
なぜなら、本当に優れている人というのは優しい人だと思うからです。
誰かと比べて劣っている、勝っている、というのは終わりのない話です。
人間誰しも、苦手なこと得意なことがあるのですから。
なので、比較や評価をせず、その人自身を見て優しく接することは大切なのです。
「あの人のこんなところが好き」「みんなの喜ぶことをしたい」「社会のために自分に出来ることはなんだろう」
そんな考えを持っている人と出会うと、「ああ、素敵な人だなあ」と思います。
僕の中で「優しさ」というのは、バク転ができることより、計算が速いことより、顔立ちが美しいことより、もっともっと価値があることなのです。