ストレスが自己調節能力を低下させる

【ストレスが自己調節能力を低下させる】

幼少期に強いストレスを受け続けると、脳にどのような影響を与えるのか。

結論から言うと、集中することやじっと座っていること、失望から立ち直ること、指示に従うことなど、感情面や認知面におけるあらゆる自己調節が困難になります。

もちろん、性格や価値観の違いもありますし、それが悪いというわけでもありません。

ただ、脳科学、生物学、心理学、あらゆる分野で幼少期の心的ストレスが、脳の前頭前皮質(自己調節をつかさどる部位)に影響を与えることが証明されているのです。

強いストレスというのは、僕が読んだ本の中では、親に捨てられ、里親から虐待を受けているような過激なものではありましたが、要は子供自身が生きることに不安や恐怖を抱く状態を指していました。

逆に言えば、子供が安心できる環境を整えることが、自制心や合理的思考力、集中力を鍛える上での土台となるわけです。

そしてその環境とは、親から愛されていることではないかと僕は思います。

子供が成長するためには、ある程度のストレスは欠かせません。

しかしそれは、安心できる環境があってこその話です。

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