助言は最小限に

【助言は最小限に】
熟練者が未熟者にアドバイスをするのは当たり前と思うかもしれません。
しかし、助言というのは時に相手の成長を阻害します。
人は皆、自分の考えを否定され、行動を正されることを嫌うからです。
こちらの主張がどんなに正しくても、
「君のやり方じゃダメだ。」「もっとこうしなさい。」と言えば言うほど、相手のやる気は低下していきます。
分かりやすい例は「宿題しなさい」です。
やらなければならないことは子供自身も分かっていますが、他人に行動を決められたくないという心理が働くので「やろうと思ってたのに!」となるわけです。
ではどうすればいいか。
3年生以上の子への有効なアプローチとしては、「お母さんはこれから「宿題をしなさい」と言のをやめるね。」と伝え、何があっても口を出さないことです。
もし自ら宿題を始めたのだとしたら、「あなたならできると思っていたよ。」と伝えてあげれば良いのです。
大切なのは自ら選択し、結果を知ることです。
適切な助言のタイミングがあるとしたら、それは相手が助言を求めている時だけでしょう。
子供の強さはどれだけ助けないかで決まります。