小さな子供に「人の気持ち」は分からない

【小さな子供に「人の気持ち」は分からない】
2、3才頃の子供に「人に迷惑をかけない」ということを教えることはできません。
「人に迷惑をかけない」というのは、他人の気持ちを意識するからこそ成り立つものです。
しかし2、3才頃の子供に自分以外の人の気持ちを考えることはできないからです。
もちろん、おもちゃをお友だちに貸してあげるようなことはしますが、それは自分が遊びたい気持ちを我慢し、相手を尊重した行動ではありません。
4才、5才と大きくなるにつれて、徐々に相手の気持ちを考える力がついてくるのです。
大切なのは、各自のペースでその力が育っていくのを見守ることだと思います。
とはいえ、お友だちに順番を譲らなければならない時や、突発的に叩いてしまった時、親は指導をしなければならない立場です。
そんな時は、まず我が子が相手の気持ちを考えられる年齢にあるかどうかを考えてみると、気持ちが楽になるかもしれませんね。