ポジティブな言葉がけが最善とは限らない
【ポジティブな言葉がけが最善とは限らない】
「君ならできるよ」「きっと大丈夫だよ」
そんな言葉を僕は毎日のように生徒や自分の子供に使っています。
それは僕自身がポジティブな言葉の力を信じており、聞いていて(言っていて)心地が良いからです。
しかし中には、ポジティブな言葉がけや綺麗事を嫌う人もいます。
例えば自分に自信を持てない人です。
そういう人は、「私ならきっとうまくいく!」と考えようとしても、「でも、次もたぶんダメだろうな。」という思いが浮かんできて、逆にネガティブな気持ちが増大してしまうことがあります。
こういう人に対して「自信を持って!」「きっと大丈夫だよ!」などと声をかけるのは逆効果です。
むしろアドバイスのようなことはせず、「何か手伝えることはある?」とサポートしたり、「不安だよね。」と共感するだけでもいいかもしれません。
子供の中にも前向きな言葉に対して拒絶反応を示す子はいますが、それは悪いことではなく個性です。
ポジティブな言葉が万能だと決めつけず、関わる人に合わせてベターな言葉がけをしていきたいと思います。