自分の世界
【自分の世界】
「子供を自由にする」というのは親からすると大変なことかもしれません。
それは僕たち大人が子供よりも多くのことを知っていて、様々な危険や障害を想像したり未然に防ぐことが出来るからです。
しかし、全てに口を出していたら子供は何も経験できず、考える力が身につかないまま大人になってしまいます。
こんな話があります。
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男の子が一生懸命「緑色の牛」を描いていました。
先生が近づいて「緑色の牛なんていないわよ」と注意しました。
すると男の子は落ち着いて
「だから描いているんだよ」と言いました。
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道具の使い方、遊び方、物の見方、解釈の仕方、子供は僕たち大人のように『前提』がありません。
だからこそ自由な発想で、大人の想像を超えるアイデアを生み出すことが出来ます。
「それは違う」という一言が、無限に広がる可能性を狭めてしまうわけです。
一見間違って見える行動も、それに伴う失敗も、決して無駄ではありません。
世の中を知ることはもちろん大切ですが、彼らにとっては自分の世界を広げることも大切なことなのです。