届きそうで届かない

【届きそうで届かない】
人はどんな時に最もやる気を発揮するでしょうか。
その一つの指標として、次のようなものがあります。
それは「成功確率が半分の時」です。
要は、ほぼ確実に成功する物事や、まず失敗するだろうと思われる物事にはやる気が起きにくく、
成功するか失敗するかの割合がおよそ半々の時にやる気が起きやすいということです。
僕も体操の先生をする上で、この割合をとても大切にしています。
子供のモチベーションが下がっている時には、
その子のレベルに相応しく無い課題が与えられている可能性があります。
もちろん、優しい課題が安心する子や、
より困難な課題にモチベーションが高まる子など、個人差はあります。
これは習い事の指導だけでなく、子育てや学校教育など、あらゆる人材育成において活用できます。
「手が届きそうで届かない」そんな絶妙な距離感を意識して、これからも教育に励みたいと思います。