やるなと言われるとやりたくなる

【やるなと言われるとやりたくなる】

子供に対する声かけをひと工夫することで、とても高い効果が得られます。

例えば、ゲームの時間を制限したいとします。

「ゲームをやめなさい」「いつまでゲームをしているの」という声掛けをすると、

言われている方は、「もっとやりたい」という気持ちが増幅していく可能性が高いです。

これは心理学で『カリギュラ効果』と呼ばれるもので、

例えば「この箱絶対開けるなよ」と言われると無性に開けたくなる反発心のことを言います。

そうではなく、「今日はゲームを1時間していいよ」という伝え方をします。

大げさな話、子供自身が「もうやめる」と言った時に、親が「もっとやればいいのに」と伝えればやる気が無くなっていくという話です。

これは子供の性格にもよりますが、現にこの手法でゲームに対する執着を無くしていったという例もあります。

この心理をうまく活用すると、反対に特定の物事に熱中させたり、モチベーションを上げることも可能になります。

例えば子供に勉強をさせたいと思ったら、「今から1時間は絶対に勉強しなさい」という言い方をこう変換します。

「今から勉強できる時間は1時間だけね」と。

そして1時間経ったら「今日はもうやめなさい」と伝えるのです。

ここであえてやめさせるというのも大切なポイントになります。

細かいテクニックはたくさんあるのですが、ここで言いたいのは「やめろと言われると逆にやりたくなる」

「やれと言われたら逆にやりたくなくなる」という心理をうまく活用すれば、

勉強が好きになったり、ゲームに執着させない状況を作ることも不可能ではないということです。

皆さんもご自身のお子様の性格を考慮した上で是非試してみてくださいね。

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