責任感を持たせるためには
【責任感を持たせるためには】
僕たち大人が子供に教えなければならないことの中で、 重要な要素の一つは「責任」です。
子供は無責任なものであるという考え方は間違っていて、 そう思って接するから無責任な大人に育ってしまうと考えるべきです。
例えば、最近(勉強やスポーツで)伸び悩んでいると感じている子がいるとします。
その子自身が、「その原因は指導者などの学習環境にある」と思っていたら、成長することはありません
また、指導者が「その原因は生徒自身にある」と考えていても同様です。
自分がどんな立場であれ、問題の原因は常に自分にあるという考え方をしなければ結果を出すことなど不可能なのです。
無責任であるということは、言い換えれば「問題の原因は自分以外の何かにある」と考えることです。 とはいえ、これを子供に教えるのは難しいことです。
問題が起きる度に「あなたのせいだ」などと伝えてはいけません。
だからこそ大人は、子供の行動をむやみに止めず、時には痛い思いをしたり、 お友達に本気で怒られたりする経験を見守らなければなりません。
経験と失敗の蓄積が「責任感」なのです。