和えると混ぜるの違い

【和えると混ぜるの違い】

日本料理の「和える」という言葉は、なぜ平和の「和」と書くのでしょうか。

似た意味の言葉に「混ぜる」がありますが、

料理研究家の土井善晴先生によると、「和食には和えるしかない」ようです。

西洋では、粉と卵を混ぜ合わせてパンを作るように、

「混ぜる」ことで全く違うものを生み出そうとします。

英語で言うなら「ミックス」です。

一方、日本の「和える」はそれぞれの食材の魅力(個性)を尊重し、

原型を残して、組み合わせることで料理にすることをいいます。

英語にするなら「ハーモニー」です。

平和の「和」という漢字が使われているのも納得です。

まさに、人と人が合わさる社会においては、ミックスではなく、ハーモニーが大切だと思います。

組織において、教育現場において、家庭においても、

何か活かせる内容ではないかと思ったので、ご紹介させていただきました。

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