「質問はありますか」よりも
【「質問はありますか」よりも】
プレゼンテーションの終わりに、「質問はありますか?」と尋ねることがあります。
しかしこの問いに対する返答は、「ない」場合がほとんどです。
実際は「ない」のではなく、いきなりでは答えにくいということなのですが、
確かに僕もこう言われると、聞きたいことがまとまらないことが多いです。
なので相手に対して本当に意見を求めている時には「質問はありますか?」と尋ねない方がいいです。
例えば次のような聞き方をしてみてください。
「感想はどうですか?」
「今の話を聞いてどう思いますか?」と。
この聞き方であれば、「ありません」とは答えにくいですし、質問が無くても「いい案だと思います。」「現時点で疑問は見つかりません。」などの意見がもらえます。
教育現場でも、生徒に「質問はありますか?」と聞くことがあるかもしれませんが、
これは心理学的に考えても、むしろ発言しにくい状況を作っていることになります。
意見を聞いたり、コミュニケーションを取る目的であれば、「どう思う?」と聞くべきなのです