誇りか恥か

【誇りか恥か】
誇りと恥は紙一重です。
多くの場合、起きている物事は”全く同じ”ではないでしょうか。
それを誇らしいと捉えるか、恥ずかしいと捉えるかの違いです。
例えば、僕のクラブでは生徒にお手本を頼むことがあります。
みんなの前で一人の子に技をやってもらうのです。
では、その子がみんなが見ている前で失敗したり、間違えたりすることは”恥”でしょうか。
決してそんなことはありませんよね。
とても誇らしいことです。
ですが、やった本人は「恥ずかしい思いをした」と思ってしまうかもしれません。
その気持ちもよく分かります。
ですから、こう考えれば良いのです。
恥と誇りは同時に来る。
恥ずかしい思いをした背景には、必ず誇らしい行動があるはずです。
失敗したのは、行動したからです。
間違えたのは、取り組んだからです。
つまづいたのは、歩き始めたからです。
多くの人は、恥と誇りが対極の場所にあると思っていますが、実際は隣り合っています。
恥が無ければ、誇りも無いのです。