根性はどう育つ

【根性はどう育つ】
もし、子供が習い事に前向きに取り組めておらず、「やめたい」と言ったらどうしますか?
中途半端にやめさせてしまったら、根性が育たないのではないかと思う人がいるかもしれません。
しかし、子供が「やめたい」と言ったら、やめさせていいと思います。
なぜか、「嫌な物事に我慢して取り組むこと」で根性が育つと思っている人がいます。
確かに根性だけは育つかもしれませんが、それと引き換えに大切な力が失われています。
それは、不都合な状況から抜け出す力や、自分の望みを叶える力です。
「嫌でも我慢すればいい」、そんな力を子供に授けて将来何になるというのでしょうか。
嫌な物事で根性など育てる必要はありません。
根性とは、やり抜く力です。
未来の希望を手に入れるために、目の前の困難に打ち勝つ力です。
好きな物事に熱中し、没頭した時にこそ、本当の根性が育まれるのです。
熱中している時の子供は、どれだけやめさせても、「まだやる!」と言います。
傷だらけになっても、時間を忘れてのめり込みます。
これこそが、根性の土台ではありませんか。


