お酒を1週間やめると

この記事を書いているのは2024年4月18日です。

その9日前である4月9日に、僕はお酒を断つことにしました。
健康のため、仕事のパフォーマンスを高めるため、有意義なことにお金を使うためなど、理由は様々です。

やめる直前、僕は週に4日間ほど習慣的にお酒を飲んでいました。
1年ほど前は、週に2日間、量も350mlのビールを2本程度だったのですが、気が付けば週に4日、500mlのビールを2本は飲むようになっていました。

現在31歳、健康への影響は特に感じておらず、もちろん前日の飲酒量が多いときは朝が辛いこともありますが、特別飲酒による悪影響を実感することは無かったです。
ですが、お酒に関する知識を増やしていくと、「このまま飲酒を続けていくわけにはいかないな。」と思うようになりました。
ここでは詳しく書きませんが、簡潔に言うと次のようなことです。

・アルコールは嗜好品でも食品でもなく薬物であること。
・アルコールの依存性は違法薬物のモルヒネと同等であり、ニコチンやアンフェタミン(覚醒剤)より強い。
・WHOが「アルコールは健康被害の最大リスク」と警鐘を鳴らしている。
・たばこの規制が社会的に厳しくなったように、今後アルコールの規制も同様に行われる可能性がある。

アルコールがなぜ合法なのかというと、それは国の経済を支えるためです。強力な依存性を持つお酒が合法で安価で、近くのコンビニで簡単に手に入れることが出来るのですから、たくさんの人が買います。そしてテレビでもたくさんのお酒のCMが流れ、「お酒は悪いものではない」「幸せなひととき」「あなたもお好きでしょ」と言って、罪悪感を減らしています。
そして酒税によってたくさんの人から税金を取ることによって税収を賄っているのです。お酒が悪いものだと知られてしまって、お酒を飲む人がいなくなったら大変です。だから政府は、「適度な飲酒」という言葉を作り、あたかも少量であれば健康的な被害は無いというイメージを作りました。

しかし本当は違います。アルコールの摂取に『適量』など存在せず、健康のためには1滴も飲まないことが望ましいというのがデータから読み取れる事実です。
僕の言葉では説得力が弱いと思いますので、専門家の書いた書籍を要約して下さっている中田敦彦さんのYouTubeリンクを最後に掲載しておきます。

さて、本題に進む前にあと一つだけお話したいことがあります。
それは僕の5年前の飲酒量です。

先ほど、1年前は週に2日、缶ビール2本程度と言いましたが、それはお酒の量を大幅に削減した後の話なのです。
5年前の僕がどれぐらいお酒を飲んでいたのかというと、、、

まず頻度は1週間に7日です。家で飲む方が多いですが、週に1~2回は居酒屋や飲食店で飲んでいました。3件ははしごして、帰り道にもう一本ビールを買い、最後の一本を家で飲んで寝るという始末です。家での1回の飲酒量は500mlの発泡酒(第三のビール)を6本に加え、芋焼酎ソーダ割りもしくは日本酒を5杯程度と、とんでもないアルコール摂取量でした。2Lの黒霧島が常に手の届く届くところにあり、ビールは1ケース(500ml缶6本×4つ)が1週間も経たずに無くなっていくのです。

5年前に禁煙をしたタイミングでお酒の量も少しずつ減らしていき、3年前に妻が第一子を授かったタイミングで全くお酒を飲まないという時期も経験し、現在(1週間前)の飲酒量に落ち着いたということになります。

お待たせいたしました。ここからが本題です。

僕がお酒を全く飲まなくなってから1週間でどんな変化があったかをお話ししていきます。

まず2日目の朝は、当たり前ですがスッキリ目が覚めます。これに関しては、僕自身が毎日飲んでいたわけではないので「前日飲まなかったらこうだよね」という感じです。

3日目の朝です。2日続けて飲まないことは最近珍しかったので、元気もりもりで目覚めました。というもの、お酒を飲まないことで単純に就寝時間が早くなり、睡眠時間が長くなったというのが大きいです。

さあ、何か月ぶりかの、3日間お酒を飲まずに寝た4日目の朝です。体調にそれほど大きな変化は感じませんでしたが、自分の意思で3日間お酒を飲まずに寝たということに自信を持てました。

4日目の夜、仕事を終えると、「お酒を飲みたいな~。」という気持ちが脳裏をよぎります。これまで10年以上も飲酒を続けてきて、大量のアルコールを摂取し、その度に快楽物質を脳内に分泌させてきたのですから当然です。
こうなることが分かっていたので、僕は"逃げ道"を準備しておりました。

それは「甘いものに逃げる」です。

「え~~~~、甘いものも体に悪いよー!」と感じる人もいると思います。まさに、その通りです。
糖質が人体に与える悪影響は重々承知しています。
しかし、それでも、アルコールを摂取するよりは100倍マシなのです。それにビールを飲んでいたら、同時に大量の糖も摂取しているわけですから、我慢できずにお酒を飲んでしまうぐらいならシュークリームを食べて欲求を満たして寝た方が絶対いいというわけです。

ということで、プリンを食べて寝た5日目の朝、明確に「あ、体調いいな。」と感じました。
天気がいいから、気温が温かくなってきたから、という理由ではなく自分の身体が本来のパフォーマンスを取り戻しつつあるという兆し、それを感じた気がしました。

それから5日目の夜、6日目の夜と、やはり離脱症状を強く感じましたが、おかげさまで仕事を忙しくさせてもらっていることもあり、子供たちを寝かしつけているとそのまま倒れるように眠りにつくことが出来ました。笑

そしてお酒を断ってから1週間目の夜、身体の反応はさておき、僕の意識では「お酒を飲まないことが当たり前」という概念が構築されつつある中、無事眠りにつくことが出来ました。
目覚めに関しては大きな変化はありませんでしたが、日中の身体の軽さ、集中力に関して言うと、1週間前に比べてかなりパフォーマンスが上がっているのではないかと感じました。

現在、断酒10日目であるわけですが、今日もすがすがしい朝の目覚めと、最高のパフォーマンスの中仕事に熱中することが出来ています。
さらにこれから、2週間、1か月、半年と続けることによって、肺機能の改善や離脱症状の軽減、情緒の安定、さらに自己肯定感の獲得など、さまざまな効果を実感することが出来るようになるでしょう。

何も考えずにお酒を飲んでいた時期は、お酒は人生の楽しみであると錯覚していました。
しかしそれは間違いです。お酒は薬物であり、飲むことによって脳が快楽物質であるドーパミンを分泌するので「気持ちがいい」「充実している」と感じさせるのであり、それは実際にそうなのではなく幻想なのです。

来週は小学校の頃にクラブの後輩だった子の結婚式に行ってきます。
招待状が来たときは、当然飲むつもりでいましたが、今の僕はお酒を飲まなくなった人間です。
間違っても飲まないように車で行きます。
もともと電車移動が嫌なタイプなので車で行きたかったのですが、お酒が飲めないからと電車移動を選んでいました。これこそお酒に振り回される人生ではないでしょうか。
僕はお酒を飲みに行くのではなく、大好きな後輩を心から祝福しに行くのです。自分のストレスを少なくするためにプライベート空間が確保されたマイカーに乗って、最高のコンディションで式場に向かうのです。
とても有意義な休日になりそうです。

さて最後に、たったの9日間ではありますが、お金もいくらか節約できたのではないかと思います。
ちょっと計算してみましょう。
僕はクラフトビールが好きなので、1本350円ぐらいするちょっといいビールばかり飲んでいました。
9日間のうち6日間、500mlのクラフトビール(350円/本)を2本飲んだ計算で考えてみます。
350ml×2本×6日=4,200円ですね。
たった9日で4,200円ですよ。笑
まあ、居酒屋に行けば1回で5,000円ぐらい使ってしまいますがね。

僕の場合はあまり居酒屋に飲みに行ったり、外出先でお酒を飲むことは無いので、1か月で12,000円ほどが節約できる金額になります。
とは言え、年間数回は飲みに行ってましたので、結局年間では170,000円ぐらい節約できるのではないかと思っています。
このお金を他の有意義なことに使いつつ、最高の体調とともに新たな人生を歩んでいきたいと思います。

今回はここまでにします。また数日後に現状報告を出来ればと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

お酒を1週間やめると” に対して1件のコメントがあります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です