禁煙5年で人生はどう変わったのか

僕はヘビースモーカーでした。

1日に2箱(40本)以上のたばこを吸っていました。電子タバコが発売されてからはアイコスを2台持ちし、ホルダー(吸うための本体)は3本所持していました。連続で何本も吸っていたので、常に充電済みのホルダーが無いと不安だったのです。

しかし今は違います。

完全にたばこの呪縛から解放され、ワンピースのサンジくんを見ても「吸いたい」とは思いませんし、むしろ喫煙者の近くを通るとたばこの匂いがきつくて嫌な気分になるほどです。

今回は僕がたばこを完全に絶ってから5年間で、人生がどのように変わったのかをご紹介します。
これから禁煙を考えている人がいるとしたら、その人にとって少しでもモチベーションにつながれば幸いです。

○○○万円節約できた!

僕は2018年末、たばこをやめることを決意しました。そしてこの記事を書いている2024年4月まで、1本もタバコを口にしていません。いつからか吸わないことが当たり前になり、当時使っていた「禁煙アプリ」もアンインストールしてしまったので、現在までにいくら節約できたのかは分かりません。とはいえ、禁煙アプリもシュミレーションなので、正確な数字は分かりませんが。

ではさっそく、もしも僕があの日たばこをやめなかったら、一体どれだけのお金を失っていたのかを計算してみようと思います。(わくわく)

先ほど言ったように、僕は1日に40本以上のタバコを吸うヘビースモーカーでした。多い日は40本、ではありません。少なくとも40本です。なのでここでは1日45本として計算してみたいと思います。僕が吸っていたアイコス専用タバコは「マルボロヒートスティック」でしたので、こちらを値上がりの金額も踏まえて計算していきます。

<金額の推移>
~2019年9月...500円
2019年10月~2020年9月...520円
2020年10月~2021年9月...570円
2021年10月~...600円

500円の期間が1年...182,500円
520円の期間が1年...189,800円
570円の期間が1年...208,050円
600円の期間が2年6か月...547,800円

合計...1,128,150円!!

そして電子タバコ本体の金額を加算します。僕が使っていたアイコスのバッテリー寿命は1日20本吸った場合で約1年です。僕の場合は2台持ちで45本なので、ざっくりと1年ごとに2台とも寿命が来て買い換える計算にしようと思います。
※ラインナップがいくつかありますが、だいたい中間のグレードを選んでいます。また金額については発売当初の価格を参照しています。

2019年...IQOS 2.4 Plus 8,980円×2台=17,960円
2020年...IQOS 3 DUO 9,980円×2台=19,960円
2021年...IQOS ILUMA 8,980円×2台=17,960円
2022年...IQOS ILUMA 8,980円×2台=17,960円
2023年...IQOS ILUMA i 6,980円×2台=13,960円

合計...87,800円!

専用タバコと電子タバコ本体の合計金額は、1,215,950円!!!!!

ご覧のように、僕はたばこをやめたことにより、たったの5年間で120万円という大金を節約することが出来たようです。
細かいことを言えば、これ以外にも灰皿を買ったり、消臭剤を買ったりなどの間接的な出費もあります。更に賃貸に住んでいたら部屋の壁を汚損してしまって、退去時に支払うお金が発生したり、車を売るときに価格が下がってしまうなど、挙げていけばキリがありません。
もしもあの時たばこをやめていなければ、僕の生活レベルは今よりも低かったことは間違いないでしょう。

時間が増えた!

たばこを吸うことで失うのはお金だけではありません。その中でも大きいものが『時間』です。

たしかに、たばこを吸いながらでも娯楽を楽しんだり、仕事をしたり、友人との会食をすることが出来るかもしれません。しかし、外出先ではいつでもどこでもたばこが吸えるわけではありません。喫煙所を探す時間や移動時間、もちろんたばこを吸っている時間、これらはほんの数分と思うかもしれませんが、蓄積されればとても長い時間になります。

また、僕のようにたくさんたばこを吸う人にとって、「吸いたいのに吸えない時間」はストレスです。その時間は他のことに集中することが出来ません。頭の中はずーっと「たばこを吸いたい」ということばかりを考えてしまいます。そんな頭の回っていない時間は、あってないようなものです。

僕はたばこをやめ、禁断症状を克服したことで、人生において命の時間をそれ以外の有意義なものに変換することが出来るようになりました。
有意義なものとは、例えば愛する家族と過ごす時間、仕事に集中する時間、人と話す時間、ゆっくりご飯を食べる時間などです。

今思い返せば、喫煙者であった頃は、何をするにもせかせかしていて、何としてもたばこを吸う時間を確保するために焦って生活していました。こんなゆとりの無い生活には二度と戻りたくないと心から思います。

伸び伸びと暮らせるようになった!

日本でも喫煙できる場所は年々制限が厳しくなっています。路上から灰皿が消え、飲食店の喫煙エリアが無くなり、居酒屋であっても店内では禁煙というお店が増えてきました。

僕が活動している地域は東京都立川市周辺ですが、歩きたばこをしている人はもちろん、屋外で喫煙している人をほとんど見かけません。さらに喫煙スペースすらあまり見なくなりました。それほど喫煙者の居場所が社会的に見て少なくなってきているということです。
当時の僕は、どこに行くにも「喫煙所があるかどうか」が最重要ポイントでした。当時はまだガールフレンドだった現在の妻とディズニーランドに遊びに行ったときも、喫煙所を見つけては「今だ!」とたばこを吸いに行きました。妻の誘いでアーティストのライブに行った時も、途中で席を離れて喫煙所を探しに行きました。

また、田舎に住んでいたこともありますが、公共の交通機関はほとんど使わず、車で移動しました。なぜなら、車移動であれば好きなタイミングで好きなだけたばこが吸えるからです。
僕は「常にたばこが吸える」という場所じゃないと不安で仕方がありませんでした。それだけ場所にも移動手段にも制限をかけなければならないほど、僕の生活はたばこに支配されていたのです。

たばこを完全に手放したことにより、僕の住んでいるこの世界はとても広がりました。
それはニコチン依存症による「たばこの喪失感」を上回る「世界への満足感」だったと言えます。

健康になった!

何と言っても、たばこを5年間絶ったことによる変化は体調に現れました。

僕の場合、睡眠の質の向上はすぐに表れ、次に食べ物の味がとても美味しく感じられるようになりました。特にお水が本当においしくて、びっくりしたのを覚えています。
それから体の「だるさ」が無くなっていき、肺機能が改善されたことにより疲れにくくなりました。すると気持ちも自然と前向きになっていき、人との付き合い方や仕事への取り組み方にも変化が現れ、いずれも良好な結果に繋がりました。

たばこというのは危険薬物です。煙を吸うことによって脳内に強制的にドーパミンというホルモンを分泌させ、快楽を与えます。その引き換えに肺や心臓、脳などの重要な臓器に致命的な打撃を与え、吸えば吸うほど同じ量では満足できなくなり、さらにたくさんのニコチンを摂取しなければ同等の快楽を得られなくなっていきます。そして最悪の場合には命は落とすこともありますし、命は落とさずとも心疾患やがんなどの重大な病気を引き起こすこともあり得ます。体はぼろぼろになり、頭の中もたばこに支配され、仕事も人間関係も上手くいかず、たばこを吸うことでしか快楽を得ることが出来ない、、、それが喫煙者の末路です。

僕は現在31歳ですが、当時26歳の頃よりもパワフルに仕事をこなし、疲れ知らずの健康な身体を手に入れることが出来ました。
もしあなたが喫煙者であるならば、今よりも確実に、もっと健康になれるのです。いや、喫煙によって本来の体力や思考能力が奪われているという事実に気づかなくてはなりません。本来のあなたが持っている健康的な身体を取り戻そうではありませんか。

人生の成功

これまで禁煙によって何が変わったのかをお伝えしてきましたが、要するに人生が激変したということです。
多くの人が人生において成功を手に入れたいと思っているでしょう。僕もその一人です。

僕はあの日、たばこに支配されている自分の人生が嫌になりました。自分の明るい人生、成功への道筋に「たばこ」はあってはならない障害だと思ったのです。
今は「たばこをやめて良かった」と、心からそう思います。
なぜなら、僕は禁煙によって人生の成功を手に入れることが出来たからです。

「成功」の定義は人それぞれかもしれませんが、僕は今、仕事、プライベート共に非常に満足した生活をしています。
数年前に独立起業した体操クラブは、現在たくさんのかわいい生徒たちに通っていただき、たくさんの素敵なお客様に支えられています。その他いくつかの事業も上手く回っています。
不景気と言われ物価も上昇し続けている中、都内に住みながらも、おかげさまで愛する妻と2人の息子たちを養えるだけの経済的な余裕を確保することも出来ています。
そして志高い仲間との交流や趣味など、価値あるものにお金や時間を使い、愛する家族との食事、旅行、買い物、睡眠を満喫し、笑顔いっぱいの日々を送っています。

たばこをやめていなければ、この成功はありません。
たばこに使っていたお金を有意義なものに使い、たばこに費やしていた時間を有意義なものに費やし、たばこの呪縛から解放されて世の中の広さを知り、たばこの薬害から逃れ健康な身体を手に入れ、自分への信頼を取り戻し前向きな気持ちになったからこそ、僕の人生の歯車は成功へと進み始めたのです。


僕の人生は5年前にたばこをやめたところから一気に変わりました。ここでは書かなかった禁断症状の苦しみ、それを乗り越えるための頑張りも確かにありました。しかしそれでも、手に入れたものが多くて「やめて良かった」としか言いようがないのです。

また別の機会に、ヘビースモーカーだった僕がたばこをやめた方法やそのために講じた様々な策、どんな障壁があったかなどを別の記事にしようと思います。

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最後まで読んでくださってありがとうございました。

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