お酒とタバコをやめる一番の方法

僕は5年半の禁煙と、1カ月の禁酒を継続しています。
タバコに関してはもう一切吸いたい感情が無いので完全に卒業したのですが、お酒に関してはまだたったの1カ月なので今でも「あー、お酒飲みたいなー」という感情が続いています。
しかし僕は、今後も決して誘惑に負けることは無いと断言できます。

それほど、今回紹介する方法は最強です。しかもお酒とタバコ、どちらに対しても有効な方法となります。
もしお酒やタバコをやめたいという思いがあるのなら、今回紹介する方法を実践すれば確実に成功しますし、お酒を飲んだりタバコを吸う以上の本当の幸福を手に入れることが出来るので迷わず行動していただければと思います。

その前に今回お伝えする方法がどれだけ凄い効果をもたらすのか知っていただくために、簡単ではありますが5年前の僕がどれぐらいのヘビースモーカーだったかをお伝えしようと思います。

僕が1日で消費していたタバコの量は2箱以上です。本数で言えば40本以上となります。これがどれぐらい凄まじいことかと言うと、朝起きてから顔を洗ったり朝ごはんを食べたり、会社に行くための準備をして家を出るまでに10本以上吸っているという、もはや人間業とは思えない所業です。
言うまでもなく、完全にニコチン依存症であり、1時間我慢することも大変な状態でした。
そんな僕ですら、今回お教えする方法できっぱりとタバコとの縁を切り、健康的な生活を手に入れることが出来たので、誰でも必ずやめることが出来ます。
そして僕は、この方法を禁酒にも適応しました。なので現在1カ月間の禁酒を継続することが出来ていますし、これからも絶対に飲まずにいられると確信しています。

5年前の僕の状態がもっと詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでから戻ってきてください。

禁煙5年で人生はどう変わったのか

僕はヘビースモーカーでした。 1日に2箱(40本)以上のたばこを吸っていました。電子タバコが発売されてからはアイコスを2台持ちし、ホルダー(吸うための本体)は3本所…

さて、お待たせしました。
これより禁煙・禁酒を確実に成功させる最強の方法をお教えします。


その方法は、他のことに先にお金を使ってしまうです。

「何かと思えばそんなことか」「大して効果無さそう」そう思っている人がいるかもしれません。

しかし侮ることなかれ。この方法はヘビースモーカーや酒豪、たくさんのお金をお酒やタバコに使っている人ほど効果が高い方法なのです。
むしろ、酒は週に1回、タバコも数日に1本、などという嗜む程度の方はこの方法を実践しなくても自力でやめれる人だと思います。

「そんなことじゃやめられないよ」と思っている人は、一旦その気持ちを心の奥にしまってこの先の話を聞いてください。

では具体的にお話します。
当時の僕は1カ月に3万円をたばこに使っていました。※現在はタバコの値段が上がっているので、もっと高額になりますが。
もしかしたら皆さんはこの3万円を、タバコ以外の何かにさっさと使ってしまうことを想像しているかもしれませんが、そんな簡単な話ではありません。

僕がタバコの代わりに使ったお金は、月々に消費する金額の10倍にあたる30万円です。ちなみに買ったものはパソコンです。
「えー!割に合ってない!」と思いますか?
そんなことは無いんですよ。この先もずっとタバコを吸い続けたとしたら、たった10か月で30万円を使ってしまうことになるのですから。

継続的な喫煙による出費が年月をかけて膨大な浪費になることを逆手にとって、高額な商品を思い切って購入し、ローンを組んでしまえばいいのです。
この30万円超のパソコンを12回(1年間)の分割で支払うと月々約3万円の支払い金額です。これで月々たばこに使う金額とほぼ同一になります。

重要なポイントはいくつかあります。

まず、分割で購入することに意味があります。
もし仮にお金に余裕があって30万円をキャッシュで購入できてしまう場合でも、あえて分割で購入することをおすすめします。
あくまでも、月々タバコに使っていたお金とほぼ同額が支払われるという事実が大切だからです。その自覚が、タバコを吸いたくても吸えないという状況を作ることに繋がります。

次に金額です。
金銭感覚はその人の経済的状況によって異なると思います。当時の僕にとって30万という金額は人生最大の買い物でした。ローンを組まなければ絶対に手が届かないぐらいのとてつもなく大きな金額です。貯金もありませんでした。毎月の給料を家賃や食費、その他の生活必需品と酒、タバコに使い切る生活でしたから、3万円が他の何かに変われば、どんなに足搔いてもタバコを吸えない状況でした。
まさに背水の陣、人生を変えるための決断だったと言えます。それぐらいインパクトのある金額が望ましいです。
人によっては70万円の3年ローンでもいいでしょう。そうすれば月々2万円の返済となります。買ってしまえば後戻りなどできません。

期間も大切です。
出来れば1年以上、少なくとも半年以上は支払いが続くように計算してローンを組むことをおすすめします。
例えばタバコで言うと、人にもよりますが3カ月~半年ではまだ禁煙による離脱症状が続いている期間です。その期間に支払いが終わってしまうと、誘惑に負けて後戻りしてしまう可能性があるからです。
僕自身が経験あるわけではないですが、3カ月で支払いが終わってしまったら、別のものをすぐ買ってローンを組んでしまうのも手かもしれません。

そして、何を買うかはとても重要なポイントとなります。
僕がパソコンを購入したのは、パソコンを使って本当にやりたいことがあったからです。パソコンがめちゃくちゃ欲しかったですし、5年経った今でも持っていて所有欲が満たされます。そういう自分が本当に欲しいものでなくてはなりません。その欲望がモチベーションとなり、所有している満足感がお酒やタバコへの依存欲求を上回るのです。

何を買うかに関連して、形あるもの、継続的に使えるもの、ブランド物、高級品が望ましいです。
バッグ、財布などは長く使えますし、所有欲が満たされる方も多いかもしれません。スニーカー、腕時計もいいですね。僕のように電子機器、IT系に興味がある方はハイスペックなパソコンをおすすめします。
避けた方がいいものとしては、海外旅行などの単発的なイベントに使ってしまうことです。その瞬間は満たされると思うのですが、形に残るものではありませんので、数日でモチベーションが低下しストレスが溜まってしまう可能性があります。

さて、このような高級品を買うことに関して、最大のメリットは何だと思いますか?
それは何より、ずっと欲しかった高級品を手に入れられるということでしょう。高いからと一歩踏み出せない人にとってこれ以上ないチャンスです。
そもそも、タバコを吸い続ける、お酒を飲み続けるということは長期的に見てとんでもないお金を使う行為なのです。それをやめるのですから、数十万円の高級品を買ったとしてもお釣りがくるというものです。
ちなみに僕が5年間でどれだけ節約できたかを計算したところ、120万円以上でした。30万円のパソコンが4つ買えます。

話を戻します。どんなに収入が安定していても、高額な買い物をするというのは簡単なことではありません。家庭を持っていれば尚更です。
考えてみてください。
奥さんと2人の子供を持った一家の大黒柱である旦那の、「30万円のパソコンが欲しい」という要望が可決されることなど普通あり得ません。

しかし、こう言われたら奥様的にはどうでしょう。
「聞いてほしい。この先、家族を幸せにしていくためにはまず自分の健康が大切だと気づいたんだ。タバコをやめようと思う。でも今まで長い間タバコを吸ってきたから簡単なことではないと思う。だから後戻りできないように、○○を買おうと思っているんだ。今まで俺がタバコに使っていたお金をそのまま月々の支払いに充てるから、家計を圧迫することには絶対にならない。むしろ禁煙を成功させることで、長期的に見て家計にとっては必ずプラスになる。禁煙のモチベーションを維持するために協力してくれないかな。」
二つ返事で「OK!」とはならないにしても、考えてくれる猶予はあるのではないでしょうか。
もちろん奥さんが旦那さんに言う場合も同様です。

タバコやお酒に使っているお金というものは食費、嗜好品として曖昧になりがちです。自然と生活の中に入り込み、当然の出費のようになってしまっている場合があります。自分の意思でそれを節約し、明確な金額を算出してそれに収まる範囲で別のものに使うのですから、冷静に考えれば誰にも迷惑をかけません。しっかりとプレゼンできれば必ずあなたの要望は可決されるでしょう。これはもはや、タバコを吸っていない人、お酒を飲まない人には使えない悪魔の手法とも言えます。
どうでしょう、タバコやお酒をやめて健康になる上に、ずっとほしかったあの高級品を手に入れることもできるのです。
さらにこれは、同時に他人との誓約を交わすことにもなるのです。禁煙にしても禁酒にしても、一人で戦うのは辛いことです。他人に宣言して誓約を交わすことでより強い意志を持って戦うことが出来ます。

もはや、許可など取らず買ってしまい、事後報告するのも手です。笑(その代わり死んでもリタイアできませんがね。)

僕はこの方法で5年半前にタバコを手放し、当時ではかなりハイスペックなパソコンを手に入れることが出来ました。
実際にはこれ以外にもタバコをやめるために工夫したことはあるのですが、間違いなくこのパソコン購入が僕の中で最も大きな要素だったと思います。タバコをやめるために行った他の方法に関してはこちらの記事でご紹介しているので、お時間ある時にご覧下さい。

僕がタバコをやめた方法

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さて皆さん、気になることはありませんか?
僕は「MacBook Pro」を購入することでタバコをやめることに成功したわけですが、現在はお酒を1カ月間やめることに成功しているわけです。
そうです。今回も同じ手法を使って禁酒のモチベーションを保っています。

僕は以前、タバコほどの大金ではないにしても、月々約1万2000円をお酒に使っていました。
なので今回は11万円の商品を12回払いで購入しました。月々の支払額は約1万円です。ちなみに今回は販売業者が分割手数料を負担してくれるサービスを利用したので、一括で購入する場合と支払い総額は変わりません。


そんなことはいいから何を買ったのかですよね。

僕が今回購入したのはこちらです。


ああ、美しいですね。

焦点距離600mmという超望遠域を撮影できる一眼レフ用交換レンズです。ずっと欲しかったんですよね。
僕は写真撮影が趣味なので、ミラーレス一眼カメラと交換レンズを既に3本持っているのですが、野鳥撮影ができる焦点距離のレンズが欲しくて、ずっと悩んでいたんです。
まあ今回はレンズの話ではないのでこの話はまたの機会にしますが、重量が2kg近くあるどでかいレンズを買いました!

ということで、今回僕が紹介したお酒やタバコをやめる最強の方法は「他のものに先にお金を使ってしまう」です。
先ほども言ったように、これはある意味『背水の陣』です。後に引けない状況を作り出し、絶対に禁酒禁煙を成功させるための仕組みです。決して楽な方法ではありません。
当たり前です。簡単にタバコやお酒をやめられるわけがありません。ヘビースモーカーであり、重度のニコチン依存症だった僕はその苦しさをよく知っています。だからはっきり言います。中途半端な覚悟では禁煙も禁酒も達成することはできません。

そしてもう一つ伝えておきます。禁煙も禁酒も「気合」や「根性」だけでは上手くいきません。「仕組み」が大事なのです。

アルコールもニコチンも薬物です。
覚醒剤やコカイン、大麻と同じなのです。違いは一つ、合法か違法かでしかありません。
他の薬物に比べて安全だから合法なのではありません。また他の薬物がより危険だから違法なのでもありません。ただ、国の都合でこれはダメ、これはOKと決めているだけです。ある研究によればアルコールの依存性はニコチンよりも高く、覚醒剤と同等と言われています。そんなものをやめるのに、気合だけでどうにかなるわけがありません。
だからこそ、背水の陣が必要なのです。

付け加えるとしたら、気合も必要です。
「絶対にやめるぞ!」という決意、「我慢するぞ!」という気合、そして「吸いたいけど、どう足搔いても吸えないよね」という仕組み、これらをしっかり組み立てることによって、禁煙や禁酒は成功するのです。

最後に、なぜあなたは禁煙や禁酒をしようと思ったのか、胸に手を当てて考えてみてください。
きっとそれは「今よりも幸せになりたい」という結論に繋がるのではないでしょうか。お酒やタバコの呪縛から逃れ、お金、時間、健康を手に入れ、親友や家族、自分の大好きな物、趣味、そういうもっと大事なものと向き合いたいと思ったのではないでしょうか。
もしそうなら、今回紹介した方法はあなたの希望をいっぺんに叶えるもので間違いありません。

これが本当に最後です。
もしもあなたが禁煙や禁酒の先に待っているのは辛い離脱症状との戦いだけだと思っているのなら、それは大きな勘違いです。禁煙・禁酒の先にあるのは今よりも確実に豊かで幸せな生活です。離脱症状なんてものはただの通過点であり、瞬発的に表れては落ち着いてを繰り返すものです。何十時間も衝動が続くわけでも、ましてや永遠に続くわけでもありません。一歩踏み出せば全てが変わります。
これだけ背中を押されて行動しなかったら、あなたはいつスタートラインに立つのですか?
今からやることを2つ言います。
目の前にあるタバコを水に浸してゴミ箱に捨てること、あるいは家中にあるお酒をシンクに流すこと。(料理酒だけは残しておきましょう)
そしてずっと欲しかったロレックスをローンでポチることです。
大丈夫です。今よりも良い未来に進みましょう。

今回の内容が禁煙、禁酒を考えている人の役に立てば幸いです。では幸運をお祈りいたします。

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